Sexual Harassment

2000年11月29日

今日初めて気づいたけど...大学の正門脇に「○○学部のセクハラを糾弾する!」という内容の立て看板がででんと設置されているのを発見。
昨今これほど社会問題化しているにもかかわらず、セクシュアル・ハラスメントはなくなっていないのだな...と改めて認識した次第です。

私自身は普段からセクハラに対してそれほど過敏な反応を示している訳ではない(と思う)し、特に過激なフェニミズム的思想を表に出すこともありません。心の中でどう考えているかはともかく。
――それは、自分が酷い目に遭った経験を殆ど持っていないから。

幸いにして私は「性的嫌がらせ」を受けたことは全くありません。
ただし、私個人の意見として「これは『女性差別』じゃないのか?」と感じた発言を聞いたことは何度かあります。

例えば、私が実際に経験したのは...

・大学受験の時、担任に「女の子だし浪人はあまり薦めませんね」、「浪人しても来年合格するとは限らないしね」と説教された。
(何故、女性は浪人しちゃいけないのだろう? この時は「来年落ちても構いませんっ!」と啖呵を切って志望校を受験、見事に爆死。でも後悔はしなかった...むしろ妥協していたらもっと後悔していたと思う)

・大学入学式から数日後、新入生歓迎会の席上で、隣に座った教官に「ところで君、結婚については考えているの?」と言われた!!
(結婚も何も、ついこの間まで受験勉強漬けだったのにそんなこと知るかいこのオヤジ! あんた同じセリフを男子学生にも言ったのか?)

でも数年後、研究室に所属する頃にはお上の「セクハラ防止」監視がそれなりに行き届いたらしく、妙な発言が激減したのにはびっくり。
なにより、私の所属していたサークルは男女共に恐ろしくリベラルな人間が揃っていて...男性とも全く対等につきあうことが出来ました。
多分、これほど居心地の良い環境は考えられない。

おかげさまで見事に世間知らずになってしまった私。就職活動も全く経験せず、ハラスメントや差別の荒波に揉まれることも傷つくこともなく...今までは本当に幸運だったと思う。
ただね。私が「幸運なケース」に分類されるのがこの社会の現状。「当然のケース」では決してないのです。それが少し悲しい。


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