天一ラーメン体験記

2000年11月25日
京都の味といえば...そりゃやっぱり「京料理」と言うくらいだもん。
あっさり薄味な日本料理だよね。おダシのきいた上品な味付け。

そんな先入観を跡形もなく粉砕してくれる店が京都にはあります。
その名も『天下一品』(略して天一)。京都発祥の有名ラーメン屋として、まっさきに名前が挙げられる店の一つです。

この味を一言で表すと“ニンニクたっぷりこってり系”でしょうか。
鶏骨や野菜その他(製法の詳細は全く不明:なんでも、天一の社長は1億円積まれてもレシピは公開しないと公言しているそうな)を煮込んで生まれたらしい、不透明かつ濃厚なドロドロ白濁スープ。
「嫌いな人には地獄だけど、好きな人は麻薬の如き中毒性を示す」
「箸を突き刺してみて立つほどねっとり濃いスープが良い天一」
「天一ラーメンはラーメンではない。あれは『天一』という食べ物だ」…と形容される程の素晴らしい評判を誇ります。日本各地『天一』支店行脚ツアーを敢行する人もいるとかいないとか。

さて、この天一の総本店は京都の北東部、北白川にあります。
総本店と言っても床面積わずか20坪程度の小さなお店ですが、本店以外は味が薄い!と通い詰める天一フリークにとっては、さながら天一教の総本山といったところでしょうか。もしくはエルサレム。
このお店、私の大学から自転車で行ける距離にあるのですが…実は私、上記のような噂にびびって、6年以上大学に通っていながら今まで天一を食べたことがなかったのです。かなり不覚。

しか〜し、いよいよ今回は勇気を出して天一ラーメンを初体験!
どきどきしながらドアを開けると…狭い店に学生がぎっしり。床は油でつるつる。でも女性客もそれなりにいてちょっぴり安心です。注文してからは完全に興奮状態。落ち着きのないことこの上なし。

で、念願のラーメンを食べた感想は…
「ん〜、この程度なら全然大丈夫」だった私って一体(爆)

普段は自他共に認める薄味好き人間の私なのですが…
ことラーメン(とケーキ)に関しては嗜好が180度変わってしまうらしく、あっさり味よりこってり系を好む謎の味覚を持っています。
以前、JR京都駅八条口のラーメン屋『しるそば たか』に通っていた時も、普通の醤油味には目もくれずに、超こってり系の白湯ラーメンばかり食べていたし。誰かこの味覚の謎を解明して下さい。

そして。次に行った時は、秘伝のラーメンたれ(めちゃくちゃニンニク辛い味になるらしい)を入れてみようと考えながら帰途についたのでした。こうして私も天一中毒者になるのでしょうか…(怖)

【参考サイト】
天下一品公式ホームページ→リンク
超弩級らーめん 天下一品→リンク
2つ目のサイトは面白いです! 夜中に爆笑した…

メモ:今出川店と佛大前店がおいしいらしい。

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