静観

2000年11月20日
大学にて、院生と教官間でちょっとした話し合いがあった。
議題はあまり詳しくは書けないが...複数の教官間における紛争に関する大学側の説明といったところか。教官の問題であっても、下手をすると学生側が何らかの被害や不利益を被ることは十分に考えられるため、院生としても敏感にならざるを得ない。

もちろん私も話し合いに参加したのだが...どうにも今回は「温度」が上がらない。どこかに冷めた目で見ている自分がいる。

大学の研究者といえば、学問のみに打ち込む浮世離れした集団というイメージがあるかもしれないが、そのような人間ばかりでは絶対にない。(そういう真面目な研究者も皆無ではないが...)実際の大学は決して「聖域」ではないのだ。一つの非常に閉鎖的なコミュニティである以上、複雑な人間関係や利害関係、派閥争いが生じることはやむを得ないこと。基本的に理想主義の私は、そんな現実を目の当たりにして憤慨したり辟易した時もあったのだけど...

どうしてなんだろうね。

大学に残って研究者になることを諦めてしまったからなんだろうか。
それとも既に達観の領域に入ってしまったから、なんだろうか。

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